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2012年12月17日月曜日

X'STOLLENができるまで。

今年6月にOPENして、初めてのクリスマスを迎えます。

お菓子屋さんは、クリスマスケーキの製造が今から本格的になってくるのだと思いますが、パン屋さんは一足早く、ドイツの発酵菓子「シュトーレン」の販売を始めているところが多いと思います。

我がmashimashiでも、夏頃からやりたいなあと思っていたのですが、日々の業務に追われ、体調のこともあってなかなか思うように準備が進みませんでした。

今年はもしかしたら無理かなあと思い始めていた頃、何人かの常連さんから「ぜひおたくのシュトーレンが食べてみたい」とのお言葉をいただき、それだけをこころのよりどころにして休日返上で制作に取り組み、なんとか完成に漕ぎ着けました。

お店によって、配合や製造工程がかなり異なるので、もしよろしければ当店の自信作も一度お試しいただけたらと思います。


シュトーレンは、高配合の発酵生地に様々なドライフルーツやナッツなどを練り込んで焼いたお菓子で、パンと言っても長期間保存の出来る食べ物です。

とにかく使う材料の種類が多く、それらを揃えるだけでも非常に苦労しました。

配合は、ドイツの伝統的なものを基準にして、食べやすさを優先した独自のものを考えました。

特に、フルーツとスパイスの味が強いので、それらの刺激が去った後に旨味が残るようにいろいろと工夫してみました。食べていただければ、ほのかに残る旨味が実感出来ると思います。


製造工程について、いろいろと説明するのは野暮なので、写真でその過程を分かってもらえたらうれしいです。

生地が扱いにくかった点だけが気になるので、来年以降更に良いものとなる様改良を重ねて行きたいと思います。





ブール・ノワゼット


6種のスパイスで配合されたシュトーレンスパイス
7種類のドライフルーツ

ローストした5種類のナッツ

黒イチジクの赤ワイン煮

牛乳で仕込んだ中種

本捏ね

シュトーレン生地
同じ重さに分割

麺棒で平にした状態

キリストのゆりかごの形に























































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