2015年7月7日火曜日

発酵食品の大先輩の教え

7月に入り、蒸し蒸しとした梅雨らしい毎日が続いていますね。

皆様、いかがお過ごしでしょうか?

さて、人にはいろいろな人生があると思いますが、少年時代、同じ時間を過ごした人達が今、どんな暮らしをしているか気になりますか?


いきなり、難しいことを言い出しましたのには理由がありまして、先日突然、高校時代の同級生がお店にパンを買いにきてくれたのです。

無精なもので、学生時代の知人とはほとんど連絡を取っておらず、皆が今どんな生活を送っているか想像もしたことがありませんでした。

学生時代は、加賀市大聖寺で過ごしました。

その友人は、山中温泉の出身で、聞けば、江戸時代から続く酒蔵の酒杜氏をやっているとのこと。


縁あっての再会を喜び、昨日、山中まで彼に会いに行ってきました。


菊の湯近くの地酒販売店。



















とても立派な店構え。

創業250年。彼が14代目になるそうです。

山中での酒造りの歴史を簡単に教えて頂き、好意に甘えて酒蔵内部の見学もさせていただきました。(普段は見学は受け付けていないそうで、今回は特別待遇ということです。)


歴史を感じさせる立派な外観。


































お酒が造られるのは冬の時期だそうで、今はその時を待つかの様に静かな時間が流れていました。

それでも中に入ると、お酒の甘く優しい香りが出迎えてくれました。

























その規模の大きさ、そして歴史に圧倒されました。

普段は立ち入ることの出来ない神聖な場所を見学出来て、とても有意義な時間を過ごすことが出来ました。

作業工程についてはこちらに詳しく記されているので、御興味のある方はチェックしてみてください。

空白の28年間を埋める様に、話したいことは尽きませんでした。

発酵食の大先輩の言葉ひとつひとつが重く響きました。


その後、お酒の命である水の源であるお寺も参拝することが出来ました。


山中温泉郷を一望出来る高台にあります。

医王寺、通称「お薬師さん」
























これまで、様々な歌人、文豪、役者を魅了してきた由緒正しい町で守られる営みに、何ともいえない感情を覚えました。


帰って、彼の渾身の一杯を頂きながら、自分の仕事をもう一度考え直し、伝統を守ることの大切さと、新しいものを取り入れて行くことの勇気の意味を教えられたような気がしました。


新しく始まるこの関係を、大切にして行きたいと思います。





和英