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2020年8月10日月曜日

戦後75年を迎えて。


昨日は、長崎に原爆が投下されてから75年の節目の日でした。

報道も、年々簡素なものになり、この国に住む人にも遠い記憶となってきているようです。

私が子供の頃は、8月6日と9日は登校日になっていて、原爆や戦争についての話を聞いたり、アニメの映画を見たりしましたが、現在はどうなっているのでしょうか?

学校に行き、アニメの映画を観ると聞いて、喜んで教室に入ったのですが、内容はとても恐ろしく、その後かなり引きずるくらいショックを受けて帰りました。

地元の小松は、普通にジェット機やヘリが飛び交う異様な街だったので、夏休み中、家に一人になってしまう時は、押入れの中で息を殺して過ごしているくらい怖がっていました。

中学高校の修学旅行は、それぞれ広島、長崎に行き、平和資料館の展示物を見てさらに衝撃を受けました。

そんな臆病な性格なのに、どうしてか大学進学先に長崎を選び、爆心地近くの町に4年間過ごしました。


住んでたところから歩いて8分くらいの公園。
住んでたところから歩いて8分くらい。














暮らしていた町のいたるところに原爆関連の遺構が普通にあり、あまりに日常的に接していたので、逆に深く考えることはありませんでした。

けれど、8月9日の平和記念式典に参加した後、爆心地から見上げた照りつける太陽のことは、今も忘れることはありません。

あれから長い時間が経過し、記憶も曖昧になり、普段は考えることも少なくなりました。

5年ほど前に、久しぶりに訪れた長崎の街は、いろんな変化はありましたが、何も揺るがず平和の尊さを訴えているようでした。


浦上天主堂の横に残されている遺構



 












終戦記念日までのこの時期は、平和の意味について考える大切な期間です。

今年は、疫病のことがあり、世界中が混乱していますが、戦争のないこの状態がとても特別なものだと感じながら、かけがえのない日々を過ごしていきたいと思います。




お知らせ

お盆のお休みは、8月14日(金)〜20日(木)までです。

ご来店前に、ご確認いただければと思います。



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